少女マンガ ちはやふる 29巻 ネタバレ

少女マンガ ちはやふる 29巻 ネタバレ
「ちはやふる」をネタバレで最新刊まであらすじを無料で配信!
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少女マンガ-ちはやふる-あらすじ-ネタバレ

このページはおすすめの少女マンガ「ちはやふる」の29巻のネタバレと概要を無料で配信しています。

ちはやふる-概要

『ちはやふる』は、『BE・LOVE』で2008年から連載中の少女漫画。作者は末次由紀。
小倉百人一首を用いた競技かるたに没頭する少女と仲間たちの恋愛や友情、離別や再会といった青春を描いて人気となり、アニメ化および広瀬すず主演で実写映画化までされた。
物語は競技かるたのクイーンを目指す主人公・綾瀬千早がクイーンの座をかけて争う場面から始まり、その後は千早の小学校編と高校生編を回想するという形で描いている。
マンガタイトルでもある『ちはやふる』は百人一首の撰歌「ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」に由来している。

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ちはやふる-ネタバレ-29巻

ちはやふる-29巻

試合開始前

試合開始前、ちはやとかなちゃんのお母さんが話をしていると、太一のお母さんが観戦に来ていることに気づきます。

今年も太一の着付けができることを楽しみしていたかなちゃんのお母さん。なぜ太一はかるた部を辞めてしまったのか訊ねますが・・・

「瑞沢かるた部は袴がユニフォームなんですね」
「そんなことも知りませんでした」
「ほんとうに・・・」
「太一はなぜ」
「かるた部を辞めたんでしょう・・・?」

太一のお母さんが寂しそうに呟きます。

かなちゃん

瑞沢対冨原西。かなちゃんの相手はかるたを始めてまだ1年の速水。反応が鋭く”感じ”がいいタイプ。何より、凛とした佇まいで和のものへの深い愛を感じさせます。

速水を前にすると心地よさを感じるかなちゃん。速水に合わせ、自分も美しくかるたを取ろうと心がけます。

速水のペースで試合が進むなか、

「かなちゃん」
「札際厳しく」

ちはやの声にハッとするかなちゃん。今は札の前。美しくなくても、まだ経験不足の速水の弱点を突き、徐々に盛り返していきます。

田丸

この試合もなかなか調子の上がらない田丸。

「このくらいの褒め言葉」
「嘘でも言える」

机くんの言葉が頭に浮かび、自分は先輩たちの信頼を得られていないのだと思うと、不安と寂しさでいっぱいの表情。

「息をして」
「大丈夫」
「息をして」

そんな田丸の背中にちはやがやさしく手をやります。

「今年もうちは強いよ」
「いい1年入ったよ!」

予選の時のちはやの言葉を思い出す田丸。ちはやは明らかに嘘がつけないタイプ。他の先輩たちもそれは同じ。

本当は自分が一番自分を信じていないのだと感じます。

ちはや

相手との実力差はあるはずなのに、なかなか差がつかないちはや。応援する下級生たちは気を揉みますが・・・

(丁寧に)
(勝ち急がない)
(大差に意味はない)

もし、ここに太一がいたらどうするか考えるちはや。ひとりサッサと勝ち抜けるよりも、みんなのそばで戦い続けることを選びます。

太一のお母さん

ずっと冴えないと思っていたかるた部の子たちがとてもかっこよく見える太一のお母さん。その中になぜ太一がいないのか悲しくなります。

勉強で1位をキープできなければ辞めるように言ったものの、本当に従うなんて思っていたお母さん。

「しかも・・・」
「あの子」
「絶対かるた辞めていない」
「母親をごまかせると思ってるのかしら」

どこかで太一がかるたを続けているのは、太一の洗濯物を見ていれば母の目にはあきらか。

試合は瑞沢が勝利。太一のお母さんはかなちゃんのお母さんへ、これまで太一に試合用に着物を貸してくれたことのお礼を言い、丁寧に頭を下げます。

「もし また着る機会がありましたら」
「お店のほうに相談に伺います」

そう言って帰っていく太一のお母さん。ちはやとかなちゃんのお母さんは、その後ろ姿を見守りながら・・・

「母親の気持ちなんて」
「子供はわからなくていいけど」
「母親同士でくらいわかっていたいですよね・・・」

3試合目開始前

東京都予選決勝リーグ3試合目。瑞沢の相手はいよいよ強豪北央。

ちはや達3年はかなり悩んだすえにオーダーを決定。それを2年の筑波が提出しに行きますが、何か怪しい動きをしていることに花野が気づきます。

花野が筑波からオーダー表を奪い取ってみると、もともと筑波の名前があった欄をかなちゃんの名に書き換えた跡が。しかし、それをさらに自分の名前に書き換えています。

筑波は呆れている花野からオーダー表を奪い返すと、真っ青になりながら提出。

(怖い)
(自分のせいで)
(また負けたらどうしよう)
(だけど)
(来年の瑞沢の部長は)
(たぶんおれだ!!)

おなじく真っ青になっている田丸。ちはやが気を使って声をかけるとクイーンの桜沢翠の話題に。親が桜沢クイーンの大ファンで、なんと田丸の翠という名前もクイーンからもらったとのこと。

「それはすごいね!!」
「名前もらってまっすぐここまで来たんだね」
「絶対」
「桜沢先生に」
「会いに行かないとね」

田丸のエピソードに心底感心するちはや。そんなちはやに手を引かれ、田丸も吹っ切れたような表情に。

太一と周防名人

周防名人とかるたを取る太一。このところずっと周防名人に挑んでいたようです。

周防名人の誘いに引っかかり、お手つきをしてしまう太一。畳の上に寝っ転がり、子供のように悔しがります。太一は周防名人の才能に軽く嫉妬しますが・・・

「才能なんて言うけど」
「おれはたんに」
「火が起こるまでの早さだと思ってる」
「才能があるやつは火がつくまでが早い」
「でもそれだけ」
「火の強さや」
「燃え続けられる時間を保証はしない」

ボソボソと言う周防名人の言葉にハッっとする太一。

次の札は周防名人の気を逸らした隙に太一がゲット。今度は周防名人の方が子供のように悔しがります。

天才の周防名人にそばにいるのは苦しいことだと思っていた太一。しかし、チームを離れ、ひとりになってみて、初めてかるたが楽しいものだということに気づきます。

試合開始

3試合目ちはやの相手はヒョロ君。今年の北央はヒョロ君が相手のオーダーを読み切り、相手のエースを自分に当て、他のA級4人に勝たせる作戦。

試合は予想通りちはやの優勢。ヒョロ君にとってちはやは太一や新とともに、いちばん付き合いの長いかるた仲間。しかし、いつの間にかつけられた圧倒的な差に愕然とします。

(帰ってこいよ真島)
(寂しいよ)
(”才能”のそばは)
(苦しいよ)

それでも、必死にちはやに喰らいつき差を縮めるヒョロ君。エースを自分にぶつけたからといって、勝負を捨てているわけではありません。そのヒョロ君の執念が北央のチームの集中力を支えます。

(おれが負けても)
(チームが勝てば勝ちなんだ)
(真島帰ってこいよ)
(おれが作った)
(負けない北央を)
(見にこいよ)

北央1年

北央はスタメンのうち3人がA級の1年生。その1年生たちの活躍で、序盤は北央が優位に試合をすすめます。

名門北央の層の厚さに感心する観客たち。しかし、北央だからといって、特に他校よりも部員集めが楽なわけではありません。今の1年は全てヒョロ君が集めてきたものばかり。

バレーのセッターをしていて全体を感じ取る感覚の鋭い瀬多には、それをもっとシンプルに”感じ”に向けるように。やや変態っぽい性癖の美馬には、男札や女札を性的にとらえるように。工夫に工夫を重ね、ヒョロ君がそれぞれに合ったアドバイスを送ります。

「できない子」にいちばん優しかったヒョロ君。ヒョロ君のアドバイスのおかげで、みんなメキメキと力を付け、「できない子」から「できる子」へ。

自分が停滞している間に、ドンドン成長していく後輩たち。自尊心の強いヒョロ君が悔しくないわけがありません。しかし、隠れて涙を流しながらも、これまでと変わらぬ態度で、みんなを引っ張っていきます。

工夫したこと努力したこと、小さいこともちゃんとヒョロ君が感じ取ってくれる。ヒョロ君への信頼が、須藤たち強いリーダーが引っ張っていた世代よりも完成度の高いチームを作り上げます。

太一みたい

ちはや以外は苦戦を続ける瑞沢。ヒョロ君と対面するちはやは、チームからヒョロ君への信頼と、ヒョロ君からチームへの気配りが伝わってきます。

(すごいねヒョロくん)
(伝わってくるよ)
(太一みたいだ)

北央に圧倒され、どうしていいか分からなくなる瑞沢のメンバーたち。

「息吐いて」
「吐き切って」

そんなメンバーにちはやが声をかけます。息をしろと言われてたいていの人は思いっ切り吸うけど、大事なのはまず吐くこと。これは太一がいつも言っていたこと。太一の姿を思い浮かべる部員たち。

「さあ」
「リズム取ってくよ!」

「オウ」

そして、ちはやのかけ声で一気に気合が入ります。

「太一は戻ってくると思ってる」
「何年後か十何年後か」

ちはやの言葉を思い出す部員たち。ちはやはもう太一と一緒に瑞沢かるた部で戦うことはないと思っているのだと感じます。

(もうない)
(もういない)

ちはやは涙を浮かべながら、ふうーと息を吐きます。

流れ

ちはやのおかげで冷静さを取り戻した瑞沢メンバー達。少しずつ北央へ食らいついていきます。

何のためにずっとかるたを続けてきたか自分に問いかける田丸。褒められる人になりたかったのか?

(ちがう)
(強くなりたくて)
(がんばってきたことは)
(だれに褒められなくったって)
(なくならない)

全体の流れが変わっていくのを感じる瀬多。

「瑞沢」
「1勝!」

その瞬間、ちはやが最初の勝ち星をあげます。このままの勢いで瑞沢が盛り返すと思いきや、意外にも攻勢に出たのは北央。

「チームメイトのだれかが負けたら」
「ターボかけろ」

これはヒョロ君の教え。ヒョロ君の1敗をただの1敗にしない。これはもはや北央の必勝パターンになりつつあります。

熱戦

流れの悪さを感じる机くん。その流れを断ち切るために、一旦間を取ります。立ち上がり自分の足を見つめる机くん。その足には大きなタコができています。

「畳の上で何年も正座をしてきた足です」
「タコができるまでがんばりましょうよ」

昔、かなちゃんがかけてくれた言葉を思い出す机くん。

「まだまだこれからだ」
「いくぞ瑞沢ぁ」

大声で叫び再び気合を入れます。1枚また1枚と追いすがる瑞沢。不器用なちはやが太一の調整役をして、いまある戦力で勝利を目指します。

(いい試合とかどーでもいいんだよ)
(勝つことでしか)
(報われない)
(そういう勝負が)
(あるんだ)

終盤戦

決勝リーグ最終戦 瑞沢対北央。押され気味ながらも、瑞沢はなんとか北央に喰らいつき、終盤戦へ。

机くんの相手は1年生ながらA級の瀬多。机くんは瀬多の実力が明らかに自分を上回っていることを感じます。

相手の重心の偏りから狙いの札を読み、瀬多が攻めにくい位置へ移動させる机くん。自分が才能に恵まれていないことを自覚し、細かい部分を大事にながら瀬多へ対抗します。

肉まんくんの相手は、同じく1年生にしてA級の美馬。やはり格上の美馬を相手に、経験を活かし接戦へ持ち込みます。

太一のことを思い浮かべる机くんと肉まんくん。

(真島・・・)
(なんでここにいないんだよ)
(かるたの才能なんかおれだって持ってねえ)
(きついけどやってんだ)
(負けるけどやってんだ)

決着

「北央1勝!!」
「北央2勝!!」

よく粘っていた筑波と田丸でしたが、3枚差で惜しくも敗戦。先に勝ち抜けていた千早と合わせ、これで1勝2敗。勝敗の行方は、運命戦にまでもつれ込んだ机くんと肉まんに託されます。

「せをはやみー」

千早たちが祈るように見つめる中、最後の札が読み上げられます。素早い反応で札を取る瀬多と美馬。一瞬、静まり返ったあとワァッと歓声が湧き上がります。

北央対瑞沢は、4対1で北央の勝利。通算1勝2敗で決勝リーグを終えた瑞沢。千早の目から大粒の涙がこぼれ落ちます。

(私のせいだ)
(私のせいだ)
(ほんとにこれで終わり?)
(ごめんみんな)
(ごめん先生)
(ごめん太一)
(太一)
(もっとみんなで)
(5人並んで)
(かるたがしたかった)

太一

周防さんから稽古をつけてもらっていた道場の掃除をしている太一。ふとスマホに目をやると、会場へ来るようにと、ヒョロくんから大分前に来ていたメールが目に入ります。

(行けねーよヒョロ)
(部長なのにあんな去り方して)
(いまは周防さんといるほうが楽なんて)
(もう)
(瑞沢かるた部じゃない)

寂しそうに畳の上のスマホを拾い上げる太一。

ブルルルル ブルルルル ブルルルル ブルルルル

すると太一のスマホにイキナリ山のように大量メールが届きます。

「全国行くぜ!」
「勝ち残りました!」
「近江神宮大会決定です!」

全国大会進出と喜びの声を告げる肉まんくんや花野たちのメール。そして、机くんのメールには細かく決勝リーグの戦況が綴られています。

最終戦で負け、1勝2敗となった瑞沢。しかし、1勝1敗で並んでいた朋鳴も負けたことで、1勝2敗で3チームが並ぶ事態に。勝ち数も瑞沢と朋鳴が同数。さらに、将順の上から勝ち星を比較することになりますが、主将は同数、副将も同数、さらに三将までも同数。そして、四将の勝ち数が朋鳴を上回り、瑞沢が全国大会進出となったようです。

思わず、グッとガッツポーズをしてしまう太一。そこへ、遅れて千早からメールが届きます。

「全国大会に行けるよ。最後に読まれた札は『せ』だったよ。」

「せをはやみ・・・」それはもう一度出逢う運命を願う歌。

(おれも運命につかまってんのかな)
(離れたつもりでいても)
(仲間にするなら)
(畳の上で努力し続けられるやつがいい)

大会講評

熱かった決勝リーグも終わり、大会の最後に実行委員長の鷲尾6段から大会講評が述べられます。各校の実力差はあまりなかったという鷲尾6段。

「では勝敗をわけたのはなにか」
「チームの柱の」
「存在感」
「真に尊敬される柱としての力」
「北央学園にはそれがあった」

鷲尾6段の言葉に、唇を噛み締めてうつむく千早。

「おまえは自分より強いやつしか見てねえんだ」というヒョコ君の言葉。

「チームの柱の存在感」という鷲尾6段の言葉。

それらが千早の胸に鳴り響きます。

(そのとおりだ)
(そのとおりだ)

大会終了後

お母さんと一緒に帰っていく千早。するとホールでヒョロ君が千早を待っています。

千早に言った自分より強いやつしか見てない言葉。ヒョロ君はそれが間違っていたと訂正します。

「おまえは」
「ずっと・・・」
「強くて孤独なやつのそばにいてやろうとしてたんだもんあ」
「冷たくない」
「まちがってもねえよ」

千早の頭に新や詩暢の姿が思い浮かびます。それだけ言って帰っていこうとするヒョロ君。しかし、その腕を千早が引き止めます。そして、人目を憚らずヒョロ君を抱きしめる千早。

「北央強かった」
「強かった」

「全国大会では」
「負けないよ」

涙を浮かべながら、しかし力強い瞳でそう宣言します。

京都

ずっと好きなかるたを続けるために自分で生きていく力をつけようと、パン屋さんでバイトを始めた詩暢。苦手なパンを買い込み試食し、積極的に接客。一生懸命がんばりますが、かるた以外はトコトン不器用な詩暢はすぐにクビを言い渡されてしまいます。

かるたの道具を手に家の座敷へ向かう詩暢。しかし、座敷にはおばあちゃんが居ます。詩暢の様子が少しおかしいことに気づくおばあちゃんがどうしたのか訊ねると・・・

「かるたがしたいんや」
「かるたが」
「かるたで生きたいのに」
「できんっ」

涙を浮かべながる叫ぶ詩暢。好きなかるた以外は何もできず、おばあちゃんに養ってもらってお荷物になることが悔しくても怖くても、それでも何もできない自分を嘆きます。

しのぶからかるたを奪いとるおばあちゃん。自分のかるたを取り上げられた詩暢は泣き叫びます。

「これは私が買ったもんや」
「手に入れたかったならあんた」
「かるたのプロになるしかないやろ」

おばあちゃんの言ってる意味が分からない詩暢。そんな詩暢におばあちゃんがとうとうと言って聞かせます。

クイーンである詩暢は日本一。それはつまり世界一だということ。若くて美しく、そして世界一強い詩暢がプロになれなかったら誰もなれるはずがありません。

「覚悟しなさい詩暢」
「世界で一人目の」
「かるたのプロにおなりなさい」

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